19世紀のムッショワール・ド・マリアージュをご紹介いたします。
「ムショワール・ド・マリアージュ」とは、フランス語で「結婚式のハンカチーフ」のこと、
実用ではなく、花嫁がお式の時に飾りとして手に持ったり、結婚指輪を置く絹のクッションの上へ広げるためのハンカチーフです。
19世紀中期のナポレオン3世時代のもので、
リネンへ手刺繍のホワイトワークが施され、
周囲はハンドメイドのボビンレースで飾ってあります。
リネンは極細のリネン糸を織り上げた大変薄い生地、
色は漂白したような白ではなく、オフホワイトです。
しかし細く強靭な19世紀のリネンは、200年近くを経てもしなやかで美しい状態です。
刺繍はリネン糸で、
全て手刺繍。
モティーフはフランス庭園に咲く花のブーケに、古典ギリシャ文様です。
刺繍は大変細かく、
その上、花やフレームにはオープンワークを施しニードルでの透かし飾りが施してあります。
葉は、まるで織物のように刺繍をし、その上から葉脈を刺繍しています。
裏側、
細かいホワイトワークやオープンワークの透かし模様が繊細な、ムッショワール・ド・マリアージュです♪♪♪
破れ、目立つシミなく綺麗ですが、上の画像通り、レースにうっすらと1カ所3mmくらいのシミがございます。
* 画像通り破れ、記載以外のシミ、裂けなどなくきれいですが、19世紀中期のお品です。
撮影の光やパソコンの環境で画像の色に濃淡が出る場合がありますが、実物は均一の白です。
N.0410 フランス庭園のムッショワール・ド・マリアージュ/アンティーク刺繍・レース・ホワイトワーク
フランス 19世紀中期
素材:リネン
サイズ:約52cm四方(縁取りレース幅約3.5cm含む)
価格:5万5千円
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。