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19世紀のサン・ルイのゴブレットをご紹介します。
アシッドグラビュールへ花かごとリボンの金彩を施した「オウ・パニエ」モデル、
当時のアシッドグラビュールは、今よりも繊細で精緻なもので、
このサイズのゴブレットは珍しく、
このような「ゴブレット」は、中世時代からのフランスの古典的なグラスの形でもあります。
金彩は口と底にもあります。
クリスタルに傷、カケ無く、金彩に擦れもなく綺麗です。
*金銀彩
主に18世紀から19世紀後期の王侯貴族の注文品であったオブジェに見られる。バカラやサンルイ、クリシーの金彩は厚みがありハイキャラットゴールドを使用、100年を超えてなおその色と繊細な絵をとどめている。
* アシッド・グラビュール
加工しない部分を防腐剤で覆い、模様を削り取った後フッ化水素酸と硫酸の混合液で残りのガラス表面を溶解し凹凸模様を出す技法(腐食技法)。この技法は1771年に開発されましたが19世紀中期頃からよく使われるようになった。
アンティーククリスタルのアシッド・グラビュールは現代の品に比べて非常に細かく繊細なもので、模様も今に見られない独特な美しさを持っている。
* サン・ルイ Saint-Louis
「サン・ルイ」は16世紀からの歴史を持つフランスのクリスタルガラスのメゾンである。
1767年にルイ15世により王立クリスタルメゾンとして「サン・ルイ/Saint-Louis」の名が与えられ、以降バカラと共にフランスを代表するメゾンとして今に至る。
サン・ルイは、13世紀カペー王朝の「フランス王ルイ9世」の名から付けられた。
ルイ9世は、君主制をしきパリにサン・シャペル礼拝堂建設、多くの病院を創設し十字軍騎士の模範としてフランス史上最も高潔な王と言われ十字軍遠征により1270年に没後、1297年にローマ法王ボニファスより聖列に加えられ「Saint-Louis(聖王ルイ)」となった。
クリスタルガラスの質はバカラと共にヨーロッパ最高峰であり、フランス的な構築的で精緻なデザインが特徴の一つである。
N.0564 花かごとリボンの金彩 ゴブレット /アンティーク・クリスタル サン・ルイ
フランス 19世紀後期〜1900年頃
素材:クリスタルガラス・金彩
サイズ:口直径5.8cm x 底直径4.4cm x H9cm
価格:Sold-
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