大変珍しい金彩模様の飾り皿をご紹介いたします。
直径28cmで、
周囲と中央には、森の鹿と、アール・デコ様式の薔薇や植物模様があります。
裏面には、磁器の芸術を書かれたリモージュ窯の金彩による刻印があります。
この金彩は、
「ダブル・クッション」
「金彩2度焼(ダブル・クッション)、アゲート(瑪瑙石)による磨き技法」です。
フレームの金彩は触ると凹凸感を感じる細工、
つまり金彩を2度焼きで厚みを付けて作り上げ、
その上から模様が彫りになっています。
そのため大変厚みのある金彩が出来上がるのです。
この皿全ての金彩がそのように作られています。
模様の拡大画像をご覧下さい。
画像からもその凹凸感をお伝えできるでしょうか、
模様が浮き出ている部分は艶やか、
背景は艶消しになっています。
磁器はリモージュの雪白で、
金彩の模様がつけられています。
飾り皿でしたので、使用されていず金彩は大変綺麗で、磁器に欠けや傷もありません。
まるで太陽のような輝きの飾り皿で、
ダブル・クッションの金彩模様の幅や模様は、パァジュ・ド・マリールイーズでも初めてですし、他に見られないもので、おそらく注文品として作られています。
飾り皿として、ティータイムにプチフールやショコラを載せてテーブルを楽しませるのも素敵です♪
森の鹿のカップルと、周囲の薔薇模様が特別なリモージュ磁器の飾り皿です。
*ほぼ使用の形跡無く、割れ、カケ、ヒビは見られず金彩も大変綺麗ですが1920〜40年代 のお品です。
*食器洗浄機、乾燥機、電子レンジ、オーブン、固いスポンジやたわしは使用不可、柔らかいスポンジで食器用洗剤で優しく取り扱って下さい。
*リモージュ磁器
パリから約400キロに位置するフランス南西部の街、「リモージュ」はヨーロッパ有数の磁器の都です。
18世紀、1776年頃に磁器の主原料カオリンの鉱脈がこの地で発見され、リモージュのシンボルとなる大変白く薄くしかも強靭な磁器が作り出されます。
「磁器のクリスタル」と云われ、1776〜1780年に頃には王立専属工房となりフランス宮廷生活を彩り、食器だけでなく芸術磁器を創作、時計、人形、装飾花瓶など装飾全般に及びました。
19世紀は質、デザイン共に栄華を極めリモージュにおいて最も美しい磁器を作り出しました。専属画家を工房にフランスならではの洗練されたデザイン、アーティスティックな絵付けを施した磁器をヨーロッパのみならずアメリカへ輸出し成功を収めました。
知られている工房では、そのエレガントな風情から白鳥の磁器と呼ばれたジャン・プーヤ、ホワイトハウス御用達でアメリカでも成功したアビランド、クリーム地色が特徴のベルナルドー、他にはレイノルドなどがあります。
N.0665 森の鹿 ギリシャ古典模様の金彩/アンティークリモージュ磁器
フランス 1920〜40年代
素材:リモージュ磁器・金彩
サイズ:直径28cm
価格:7万5千円
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。