ジブレのクリスタルガラスのプレートをご紹介いたします。
「ジブレ」とは霜や結晶のことで、アシッド・グラビュールで作られています。
アンティークのクリスタルガラスのお品ならではで、
どっしりと重みのあるプレートです。
周囲は金彩、
ほぼ使用されていず、傷、カケなく金彩も綺麗です。
底から、
直径約28cmのプレート、
このジブレの1つの模様は約4mm、
模様は表側にあり、乗せるものが滑りにくいのも特徴です♪
小さな模様が、プレートの美しさを作っています。
大きめサイズはお料理に、お菓子に、と活躍しますし、
クリスタルガラスのオブジェを飾るにも素敵です♪
*画像通り傷、カケは無く綺麗ですが、19世紀後期〜1930年代のお品です。
* アシッド・グラビュール
加工しない部分を防腐剤で覆い、模様を削り取った後フッ化水素酸と硫酸の混合液で残りのガラス表面を溶解し凹凸模様を出す技法(腐食技法)。この技法は1771年に開発されましたが19世紀中期頃からよく使われるようになった。
アンティーククリスタルのアシッド・グラビュールは現代の品に比べて非常に細かく繊細なもので、模様も今に見られない独特な美しさを持っている。
*金銀彩
主に18世紀から19世紀後期の王侯貴族の注文品であったオブジェに見られる。バカラやサンルイ、クリシーの金彩は厚みがありハイキャラットゴールドを使用、100年を超えてなおその色と繊細な絵をとどめている。
* バカラ Baccarat
「バカラ」はフランスで1764年に創設されたクリスタルガラスのメゾンである。
アンティークの作品で18世紀中期から19世紀後期までに作製されたオブジェの多くはヨーロッパ王侯貴族や大ブルジョワによるオーダーメイドであった。
バカラの良さは、ヨーロッパで最高と言われる鉛含有率30-38%の質の高いクリスタルガラスのクオリティ、カッティングの美しさ、金彩やグラビュール(彫刻)、エッチングを施し、金や銀、ブロンズで装飾した重厚で繊細なオブジェのデザインにある。
* サン・ルイ Saint-Louis
「サン・ルイ」は16世紀からの歴史を持つフランスのクリスタルガラスのメゾンである。
1767年にルイ15世により王立クリスタルメゾンとして「サン・ルイ/Saint-Louis」の名が与えられ、以降バカラと共にフランスを代表するメゾンとして今に至る。
サン・ルイは、13世紀カペー王朝の「フランス王ルイ9世」の名から付けられた。
ルイ9世は、君主制をしきパリにサン・シャペル礼拝堂建設、多くの病院を創設し十字軍騎士の模範としてフランス史上最も高潔な王と言われ十字軍遠征により1270年に没後、1297年にローマ法王ボニファスより聖列に加えられ「Saint-Louis(聖王ルイ)」となった。
クリスタルガラスの質はバカラと共にヨーロッパ最高峰であり、フランス的な構築的で精緻なデザインが特徴の一つである。
N.0728 ジブレ 結晶模様のクリスタルのプレート/アンティークバカラ又はサンルイ
フランス 19世紀後期〜1930年代
素材:クリスタルガラス・金彩
サイズ:直径28.3cm x H2.8cm
価格:2万5千円
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。