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19世紀後期から1900年頃のアンティークバカラあるいはクリシーのクープ・ド・シャンパーニュをご紹介致します。
1客です。
クープ・ド・シャンパーニュとは、フランス語でシャンパングラスのこと、
質の高いクリスタルガラスへ、アシッド・グラヴュールで
ロココ様式のレース模様が全面へ施してあります。
いにしえのアシッドグラビュールは繊細なもの、
今ではもう見られない、360度違った模様の流れるような
細かいアシッド・グラビュールです。
模様は360度違ったもので、
優雅なロココ様式です。
繊細なグラビュールですが、どっしりとした重みがあり、
金属のような硬質な音色を奏でるバカラならでは♪
ステム(足)は19世紀らしい形のクープ・ド・シャンパーニュ、
シャンパンにはもちろん♪
アイスクリームやデザートにも素敵です♪♪♪
*割れ、カケはなくほぼ使用の形跡も無く綺麗ですが、19世紀後期のお品です。
* バカラ Baccarat
「バカラ」はフランスで1764年に創設されたクリスタルガラスのメゾンである。
アンティークの作品で18世紀中期から19世紀後期までに作製されたオブジェの多くはヨーロッパ王侯貴族や大ブルジョワによるオーダーメイドであった。
バカラの良さは、ヨーロッパで最高と言われる鉛含有率30-38%の質の高いクリスタルガラスのクオリティ、カッティングの美しさ、金彩やグラビュール(彫刻)、エッチングを施し、金や銀、ブロンズで装飾した重厚で繊細なオブジェのデザインにある。
*クリシー Clichy
「クリシー」は1839年にルイ・ジョセフ・マエにより創業、
パリの北東に位置するクリシー・ラ・ガレンヌの19世紀のクリスタルガラス・メゾンである。
バカラ、サン・ルイと並ぶフランスの最も偉大なメゾンで、クリスタルガラスを熟知した技術者ルイ・クレマンドの参画により、質の高いクリスタルガラスのクオリティを保ち、ナポレオン3世皇帝時代に最盛期を迎えている。
クリシーの素晴らしさは流麗で繊細なデザインに現れ、美しい形、グラビュール(彫刻)、金彩、色、レース状、ブロンズ装飾のクリスタルガラスを創作。
1844年のパリ万博で銀賞、1849年には金賞を受賞しその名を世界に広め、
20世紀のごく初期にメゾンの幕は閉じられましたが、創業者のマエ一族は現在も当時の城館を維持し、フランスのクリスタルガラスの歴史を体現する学者としてメゾンの名を守り、家系は存続している。
* アシッド・グラビュール
加工しない部分を防腐剤で覆い、模様を削り取った後フッ化水素酸と硫酸の混合液で残りのガラス表面を溶解し凹凸模様を出す技法(腐食技法)。この技法は1771年に開発されましたが19世紀中期頃からよく使われるようになった。
アンティーククリスタルのアシッド・グラビュールは現代の品に比べて非常に細かく繊細なもので、模様も今に見られない独特な美しさを持っている。
N.0733 クープ・ド・シャンパーニュ ロココ・レース模様/アンティークバカラ又はクリシー
フランス 19世紀後期〜1900年頃
素材:クリスタルガラス
サイズ:口直径9cm x 底直径7cm x H10.5cm
価格:Sold-
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