*** こちらのお品はSold-となりました、ありがとうございました。***
19世紀の絹織物をご紹介致します。
約130cm四方の織物で、
シックなブルーグレーの絹色に、ベージュ色のリネンで織り上げた生地は、
いにしえのゆっくりと動く人の手のかかる織り機で織られたもので、
縞模様を土台に、薔薇を飾った壺や、ガーランド模様が織ってあります。
裏側、
両端は織り端で、
もう片方の両端はカットされた状態です。
タッセルに、果物の模様、
花のガーランドや、
リボンを飾ったフレームには絵のように、船や鳥、灯台模様があります。
織り地をご覧下さい。
絹とリネンの天然の素材を使ったもので、
ごく細い絹糸を縞に織った地に、リネン糸が織り込んであります。
非常に詰んで織った生地で、
どっしりとした質感です。
今では殆どが化学繊維で織られた布地に変わってしまい、
絹やリネンなどの100%自然素材で織られた布地は、極僅かの老舗メゾンにしか見られません。
絹糸を織るには大変ゆっくりと織り機を動かす必要があるためと、
1mで2000ユーロ(約30万円)以上と非常に高価になり、
フランスでも城や大統領官邸、アラブ石油王の邸宅を飾る場合にしか注文されなくなっているため、効率が悪く、もうほとんど作られなくなってしまいました。
いにしえの細かな織り地は、
絹やリネンならではの品のある艶やかな質感と色が魅力のクロスです。
19世紀のクラシカルな文様に、ブルーグレーの濃淡が、
フランスらしい渋い美しさです。
生地の中央に、保管時にできた生地擦れ、色変化があります。
(クリーニング済)
*クリーニングは、ドライクリーニング専門店でご相談下さい。
破れ、目立つシミはありませんが、画像にあるように保管時にできた生地擦れ、色変化がある、19世紀中期頃のお品です。
N.0382 19世紀のリヨン絹織物 船と果物・薔薇の壺&ガーランド模様/アンティーククロス
フランス 19世紀中期頃
素材: 絹・リネン
サイズ:L128cm x W130cm
価格:Sold-
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