*** こちらのお品はSold-となりました、ありがとうございました。***フランスの銀のプードリェールをご紹介致します。
1914年〜20年代、ベルエポック期のお品で、
銀製のプードリェール表面に、透かし彫金と金鍍金、カボションカットのルビーをセッティングした装飾です。
「プードリェール」とは、
フランス語で「鏡付きのパウダーコンパクト」のこと、
貴婦人達が夜会のバッグへしのばせた時代のプードリェールです。
前側の側面、
裏側、
縁取りをのぞいて、全体に細かい模様があります。
後ろ側の側面、
両横の側面、
開閉はこの18金鍍金製の長方形ボタンを押し、
開きます。
内部は鏡がセットしてあり、
その上、鏡の周囲はカッティングを入れてあり、
上質なオブジェの印です。
このような小さなことが、見た目の綺麗さを作っているのですね♪
蓋はここまで開き止まり、
蓋はパチンとしっかり閉まります。
そして、このプードリェールの素敵なところの一つに、
鏡がダブルセッティングであることがあります。
うえの蓋の凹部分を引くと、
反対側が隠し鏡になっています。
そして、この隠し鏡は表面の透かし模様の下になっているのです。
鏡はどれも酸化や汚れなく綺麗です。
この角部分に、フランスのロジェール・ソノワ金銀細工工房の刻印RS、フランス銀刻印、作品番号47があります。
ロジェール・ソノワ金銀細工工房は、
1914年に、パリのトゥルビゴ通り68番地に工房がありました。
プードリェールの内部下側は、フレームが取り外せる仕組みで、
サイズがあうパウダーがあれば、フレームで抑えセットできるように作ってあります。
金銀で作ったレースのような、透かし彫金をご覧下さい。
花と葉、実の模様です。
透かしだけでなく、模様に添って線彫りの彫金がほどこしてあります。
美しいフランスのデザイン♪
表面の飾りは約0.7mm、
全て銀製で、金鍍金をほどこし、カボションカットのルビーを爪止めでセッティングしている、宝飾技術を使ったプードリェールです。
透かし彫金の裏側、
ビスでしっかりと留め付けた良い作り、
ルビーも透けて綺麗です♪
そして、この透かしは型押しではなく、金銀細工師が銀のプレートを細工用の細身ののこぎりで、全ての模様をカットし作り上げたものなのです。
その証はカットした跡が見える側面にあり、
わずか0.7mm幅の模様の側面には、
縦に、ルーペでしか見えない程の細い筋が入っているのが見て取れます。
金銀細工師の美しい手仕事で作られたお品は、
大人の女性のために♪
金銀にルビーが輝くフランスらしい透かし彫金のプードリェールです♪♪♪
*画像通り目立つ傷、黒ずみ無く、鏡に酸化も見られず綺麗ですが、1914~20年代のお品です。
経年で銀が黒ずんできましたら、銀製品用の磨き布で軽く磨いてお手入れして下さい。
N.0811 銀のプードリェール 〜レース透かし文様の彫金&カボションカットルビー/アンティークオブジェ
フランス 1914年〜20年代
素材:銀・18金・ルビー
フランス銀刻印 800以上/1000
パリ・金銀細工工房:ロジェール・ソノワ (RS)
作品番号刻印:47
作品名:JFAN ÉTÉ(意味不明、工房の識別用に付けられた名称と思われる)
サイズ:L6.9cm x W7.9cm x D1cm
価格:Sold-
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