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ジャポニズムのアンティークバカラをご紹介致します。
未使用のお品で、バカラらしい重みのあるクリスタルガラスへ、
アシッド・グラビュールで模様があります。
このグラスが大変珍しいのは、凝ったアシッド・グラビュールの模様です。
いにしえのアシッドグラビュールは繊細なもの、
360度、違った模様で、
風景画のようなアシッド・グラビュール、
2羽の鷺が、水辺に佇んでいます。
その上、アシッド・グラビュールは模様ごとに何度も施し、
深さの違いをつけたもの、
今ではもう見られない、手間をかけた技術です。
翼を広げた鷺に、水辺の葦、木
何層ものアシッドグラビュールで、水辺を表現していますし、
鳥の羽根に何層にも施しているのが見て取れます。
ステム(足)は6面体のクリスタルタイユ、
底には星形のクリスタルタイユがあります。
屏風画のような、ジャポニズムのグラスです♪
*未使用で保管されており、割れ、カケ、傷はなく、金彩も綺麗ですが、19世紀後期のお品です。
*クリスタル・タイユ
回転板を回しながらクリスタルガラスを刻む技法。
ダイヤモンド、キャレ(四角)、エトワール(星)等の名がついた幾何学模様を中心とした非常に多くのバリエーションがあり、それらの凹凸を違え模様を組み合わせ完成したデザインが刻まれ、1つのオブジェへ各技法と技術毎に4〜5人の職人が携わり完成させる。
バカラは1824年に、水力エネルギーによる回転板技術を取り入れた最初の工房で、最も完成度の高いオブジェを創作するに至る。
* アシッド・グラビュール
加工しない部分を防腐剤で覆い、模様を削り取った後フッ化水素酸と硫酸の混合液で残りのガラス表面を溶解し凹凸模様を出す技法(腐食技法)。この技法は1771年に開発されましたが19世紀中期頃からよく使われるようになった。
アンティーククリスタルのアシッド・グラビュールは現代の品に比べて非常に細かく繊細なもので、模様も今に見られない独特な美しさを持っている。
* バカラ Baccarat
「バカラ」はフランスで1764年に創設されたクリスタルガラスのメゾンである。
アンティークの作品で18世紀中期から19世紀後期までに作製されたオブジェの多くはヨーロッパ王侯貴族や大ブルジョワによるオーダーメイドであった。
バカラの良さは、ヨーロッパで最高と言われる鉛含有率30-38%の質の高いクリスタルガラスのクオリティ、カッティングの美しさ、金彩やグラビュール(彫刻)、エッチングを施し、金や銀、ブロンズで装飾した重厚で繊細なオブジェのデザインにある。
N.0998 2羽の鷺 ジャポニズムのクリスタルグラス/アンティークバカラ
フランス 19世紀後期
素材:クリスタルガラス
サイズ:H18cm x 口直径6.2cm x底直径7.5cm
価格:Sold-
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