*** こちらのお品はSold-となりました、ありがとうございました。***
アンティークバカラのクラシックなモデルをご紹介致します。
クリスタル・タイユをほどこした、高さ14cmの大きめグラスで、ペアで販売のお品です。
このグラスの魅力は、
バカラのシンボルにもなっている伯爵の名が付いた
「アルクール」より古い時代の1830年代に作られていたモデルであること、
この図は当時のバカラのデッサンで、上の方が1830年代、
下は1941年のアルクールで、アルクールが作られた当時のものです。
(左のグラス写真はアルクール)
カットや形に、時代で変化してゆくバカラの歴史が見て取れ、
アルクールがバカラやサン・ルイがごくわずかな王侯貴族達だけのものであった時代のエスプリを引き継いでいるのがわかります。
このグラスの直径8.5cmと大きめで、
口の厚みは約1.8~1.9mmとバカラならではの重厚感があります。
クラシックなデザイン、
グラスに1周のポイントダイヤモンド・カットに、
その上下には細いライン彫り、 下方は 面体、
底には星形のクリスタル・タイユです。
ステム(足)は上のカタログデッサンにもあるように、
平たい円形にクリスタル・タイユを施したもの、
ステムとグラスのつなぎ目位置にも8面体のクリスタル・タイユがあります。
19世紀中後期は、職人が一つづつ吹きガラスでつくっていましたので、
1客毎にわずかに重さが違っています。
クリスタル・タイユは見事に揃い、
1つづつのグラスをできるだけ均一に仕上げようとした職人の手仕事が見て取れます。
古いクリスタル・ガラスには、
20世紀中期以降の均一の大量生産のお品ではない魅力があります。
クラシックなモデルで、水、ワイン、フルーツジュース等お好みで日常にお薦めです。
* 割れ、ヒビ、カケなどは見られませんが、19世紀中後期のお品です。
* 食器洗浄機、乾燥機のご使用はお避け下さい。布か柔らかいスポンジでお手入れして下さい。
*クリスタル・タイユ
回転板を回しながらクリスタルガラスを刻む技法。
ダイヤモンド、キャレ(四角)、エトワール(星)等の名がついた幾何学模様を中心とした非常に多くのバリエーションがあり、それらの凹凸を違え模様を組み合わせ完成したデザインが刻まれ、1つのオブジェへ各技法と技術毎に4〜5人の職人が携わり完成させる。
バカラは1824年に、水力エネルギーによる回転板技術を取り入れた最初の工房で、最も完成度の高いオブジェを創作するに至る。
* バカラ Baccarat
「バカラ」はフランスで1764年に創設されたクリスタルガラスのメゾンである。
アンティークの作品で18世紀中期から19世紀後期までに作製されたオブジェの多くはヨーロッパ王侯貴族や大ブルジョワによるオーダーメイドであった。
バカラの良さは、ヨーロッパで最高と言われる鉛含有率30-38%の質の高いクリスタルガラスのクオリティ、カッティングの美しさ、金彩やグラビュール(彫刻)、エッチングを施し、金や銀、ブロンズで装飾した重厚で繊細なオブジェのデザインにある。
全て職人が1客づつ吹きガラスで型作り、古い品には一見わかりにくいが、吹きガラス特有の小さな気泡が見られる場合がある。
N.1028 王政復古期クラシック・モデル グラス・ペア/アンティークバカラ
フランス 19世紀後期〜1937年以前
素材:クリスタルガラス
サイズ:H14cm x 口直径8.5cm x 底直径7.5cm
ペア価格:Sold-
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