見事なフランスのクリスタル・タイユのグラスをご紹介いたします。
高さ16.2cmのどっしりとしたクリスタルガラスに、
全面にクリスタル・タイユで装飾があります。
グラスの部分は、
星と変型ダイヤモンドカットで、
上に12面体の星が並び、
その下はグラス全体が菱形内にダイヤモンドカットが施してあります。
上から、
ステム(足)は8面体を元に、六角面を全体に、
上から下に向かって少し細身に仕上げています。
ステムからグラスの綿全体にクリスタル・タイユがあるのが見て取れます。
底には星のクリスタル・タイユがあります。
クリスタルガラスやタイユの質の高さと、
当時、注文で特別なデザインを作られたことも多々あった為、
バカラやサン・ルイのどちらかかの工房の可能性が考えられますが、
刻印の無い1937年以前のお品です。
口の直径が9.1cmと大きめのサイズで、
凝ったクリスタル・タイユが魅力の、ワインが映えるグラスです♪
* 割れ、ヒビ、カケなどは見られませんが、19世紀中後期のお品です。
* 食器洗浄機、乾燥機のご使用はお避け下さい。布か柔らかいスポンジでお手入れして下さい。
*クリスタル・タイユ
回転板を回しながらクリスタルガラスを刻む技法。
ダイヤモンド、キャレ(四角)、エトワール(星)等の名がついた幾何学模様を中心とした非常に多くのバリエーションがあり、それらの凹凸を違え模様を組み合わせ完成したデザインが刻まれ、1つのオブジェへ各技法と技術毎に4〜5人の職人が携わり完成させる。
バカラは1824年に、水力エネルギーによる回転板技術を取り入れた最初の工房で、最も完成度の高いオブジェを創作するに至る。
N.1029 星とダイヤモンド クリスタル・タイユのグラス/フランスアンティーク・クリスタル
フランス 19世紀後期〜1937年以前
素材:クリスタルガラス
サイズ:H16.2cm x 口直径9.1cm x 底直径8.6cm
価格:2万5千円
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。