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1920年代、アール・デコ時代のアンティークバカラをご紹介致します。
香水瓶の特大、大、中、小、パウダーケース、スプレー付香水瓶の6品セットです。
香水瓶4品、
クリスタルガラスにアシッド・グラビュールで文様をほどこし、金彩で彩っています。
栓はこのように、ダイヤモンドのクリスタル・タイユで、先端に金彩で星があり、
各栓の底面には、各香水瓶の底にあるものと同じ品番がグラビュールであります。
アール・デコの薔薇、
当時のクチュールデザイナー、ポール・ポワレが描いたような
アール・デコ様式の薔薇からドレープが下がっているデザインです。
香水瓶すべての口にも金彩があります。
続いてスプレー付き香水瓶とパウダーケース、
スプレー付き香水瓶は全てオリジナルで現存しており、
ポンプを押すとシューッと霧状に出て実際にお使いになれます。
スプレー付きは、ポンプが傷む事が多いため、当時のオリジナルではあまり残っていません。
ポンプも綺麗で、目立つシミ等もありません。
上の画像の、ポンプのすぐ上の金色のパーツ飾りは移動式です。
当時のスプレー式で驚くのは、チューブがクリスタルガラス製であること、
この細いストローのような部分もクリスタルガラスで作ってあります。
スプレー部分のトップの部分金鍍金の一部は、画像のように少し薄れています。
パウダーケース、珍しいのは上に向かって細身に鳴っていること♪
20年代のエレガントなアール・デコの形です。
上から、
全てのお品はこのように、
葉模様のようなアシッド・グラビュールが全体に施してあります。
金彩にほとんど擦れも無く、
クリスタルガラスにもカケ、割れ、ヒビなどは見られません。
薔薇とドレープが当時の貴婦人らしい好みの優しいデザインで、
20年代のアール・デコ様式ならではのセットです。
飾っておいても綺麗ですし、使いやすいサイズと形ですので化粧台へ置くのも素敵ですね。
* 画像通り、カケ,割れ、ヒビなど無く、金彩もほぼ綺麗ですが1920年代のお品です。洗う場合は、模様部分等は出来る限り擦らずに柔らかい布なので洗浄して下さい。食器洗浄機、乾燥器、熱湯などはお避け下さい。
*金銀彩
主に18世紀から19世紀後期の王侯貴族の注文品であったオブジェに見られる。バカラやサンルイ、クリシーの金彩は厚みがありハイキャラットゴールドを使用、100年を超えてなおその色と繊細な絵をとどめている。
* アシッド・グラビュール
加工しない部分を防腐剤で覆い、模様を削り取った後フッ化水素酸と硫酸の混合液で残りのガラス表面を溶解し凹凸模様を出す技法(腐食技法)。この技法は1771年に開発されましたが19世紀中期頃からよく使われるようになった。
アンティーククリスタルのアシッド・グラビュールは現代の品に比べて非常に細かく繊細なもので、模様も今に見られない独特な美しさを持っている。
*クリスタル・タイユ
回転板を回しながらクリスタルガラスを刻む技法。
ダイヤモンド、キャレ(四角)、エトワール(星)等の名がついた幾何学模様を中心とした非常に多くのバリエーションがあり、それらの凹凸を違え模様を組み合わせ完成したデザインが刻まれ、1つのオブジェへ各技法と技術毎に4〜5人の職人が携わり完成させる。
バカラは1824年に、水力エネルギーによる回転板技術を取り入れた最初の工房で、最も完成度の高いオブジェを創作するに至る。
* バカラ Baccarat
「バカラ」はフランスで1764年に創設されたクリスタルガラスのメゾンである。
アンティークの作品で18世紀中期から19世紀後期までに作製されたオブジェの多くはヨーロッパ王侯貴族や大ブルジョワによるオーダーメイドであった。
バカラの良さは、ヨーロッパで最高と言われる鉛含有率30-38%の質の高いクリスタルガラスのクオリティ、カッティングの美しさ、金彩やグラビュール(彫刻)、エッチングを施し、金や銀、ブロンズで装飾した重厚で繊細なオブジェのデザインにある。
N.1043 アール・デコの薔薇 香水瓶&パウダーケース6品セット/アンティークバカラ
フランス 1920年代
素材:クリスタルガラス・金彩
香水瓶サイズ:特大H22cm x 直径6.5cm/大H19.5cm x 直径5.7cm/
中H16.5cm x 直径5cm/小 H13.5cm x 直径4.3cm
スプレー付香水瓶サイズ:H21.5cm x 直径5.5cm
パウダーケース:H13cm x 直径8.2cm(各品の直径は底の最大幅のサイズです。)
セット価格:Sold-
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添え下さい。