リザード製のポルトフィユ&カルトをご紹介いたします。
色はマロンフォンセ、
「マロンフォンセ」とはフランス語で濃い栗色のことです。
サイズは閉じた状態ではば10.5cm、縦15cm、
表裏、
班の揃った綺麗なリザードです。
内部は同色の艶やかな山羊革製、
両側に、ポケットがあります。
片方にはフラップ付きポケット、
内部は3つのポケットと、小さな2つのポケットです。
もう片方は、4つの大ポケットと、
2つの小さなポケットです。
おそらくオーダーされたのでしょうか、「GF」のモノグラムがセットしてあります。
(メッキハゲが見られます)
札入れは側面にあり、内部は同色の山羊革製です。
白い紙は1万円札サイズ、
余裕で入ります。
ポケットの位置、
未使用で保管されていたお品で、光を当てて見ますと、
保管時の片方のフラップがもう片側に軽い型押しのような跡が見られます。
リザードは表裏とも綺麗で、1枚革で作ってあります。
ポケットの端は、角丸で少し斜めにカットしてあり、
1本のラインが平行に引いてあります。
これは「ネン」と呼ぶ手仕事での皮革制作技術の一つで、
実用面では絶対に必要なものではありませんが、
この1本のラインが丁寧に作られた手仕事の証にもなり、
見た目がエレガントに、美しく見える理由です。
手縫いの細かい縫い目も綺麗です。
青い矢印のポケット位置の内部には、「ル・タヌア」の刻印があります。
ル・タヌアは1895年にフランスで創立、
1900年にはパリ万国博覧会で銀賞を受賞し、以来現在まで続いているメゾンで、
現在は使いやすいバッグや財布などを中心に作られています。
1960年代頃までは、リザードやクロコダイル皮革製品も作っており、
このポルトフィユ&カルトのように、手仕事で細部にわたって綺麗に仕上げていました。
男女ともにお使いになれるポルトフィユ&カルトです。
*目立つ傷、破れ、裂けなどはなく画像のように綺麗ですが、1950~60年代のお品です。
リザードはデリケートな素材です、水、油などにはご注意下さい。
通常はお使いになった後、柔らかい布で乾拭きをして仕舞って下さい。
長期のご使用で艶が無くなったと思われる場合は、爬虫類皮革専用のクリームでお手入れをしてください。
N. 1170 ル・タヌア リザード製 ポルトフィユ&カルト マロンフォンセ/財布 札&カードケース アンティークオブジェ
フランス 1950~60年代
素材: リザード皮革・山羊革
サイズ:L15cm x W10.5cm
価格:1万5千円
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。
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