フランスの銀食器をご紹介いたします。
19世紀後期〜1900年頃のパリの金銀細工工房で作られたスプーン6本セットで、
オリジナルボックス付きです。
フランス中部のブルゴーニュ地方にある街、
シュールの宝飾商「ブルゴール」で販売されていたお品で、
ボックス内部には金彩で「宝飾・時計店 ブルゴール シュール」の刻印があります。
スプーンの長さは13.5cm、最大幅は2.25cmで、
お茶屋お菓子、アイスクリームなどにも使えるクラシックなサイズです。
表裏にロカイユ文様の彫りと、
後ろ面にはMをシメントリーに配した「MM」の装飾モノグラムがあります。
1本の重さは20.4~21.5 gで、質の良い軽過ぎず重過ぎない程よい重量感です。
ロカイユとは「貝殻文様」を主体にした装飾のことで、
18世紀のロココ装飾に見られるフランスならではです。
表の拡大
縁取りをつけたり、背景には大変細かい地模様を入れ、文様を浮き出させているなど、
細かい部分にまで行き届いており、
19世紀当時のフランス銀細工の綺麗な作りです。
モノグラム入りの後ろ面、
優雅な持ち手のライン、
彫刻が引き立つ程よい厚みで、貝殻や葉の彫金、フレームの流れも見事です。
フランス銀刻印
(ミネルヴァ刻印が全てのスプーンにあり・ファーストカテゴリー950/1000)
と工房刻印が全てのスプーンの内側にあり、工房名は判読不明です。
皮革張りのオリジナルボックスは金彩型押しや開閉パーツは当時ならではで、
経年で画像通りの傷みは見られ、開閉は可です。
フランスのロカイユの銀食器です。
(クリーニング済)
*画像のように目立つ大きな傷、カケ、凹み、歪みなどは無く綺麗ですが、19世紀後期〜1900年頃の100年以上を経たお品です。
通常のご使用では食器用洗剤でスポンジなどでお手入れして下さい。長年の使用でくすみ等が出た場合は、銀食器専用のクリームや液体でのお手入れをお薦めします。銀磨き用布もお使いになれます、装飾部分の擦り過ぎにはご注意下さい。
N. 1171 ロカイユ&モノグラムMM6本セット・オリジナルボックス付/フランスアンティーク銀食器
フランス 19世紀後期〜1900年頃
素材: 銀(フランス銀刻印のミネルヴァ刻印が全てのスプーンにあり・ファーストカテゴリー950/1000)
工房刻印:菱形にアルファベットと文様刻印が全てのスプーンにあり
(判読が困難なため工房名不明であるがパリの金銀細工工房であることは判明している)
サイズ:L13.5cm x 最大幅W2.25cm
スプーン1本重量:20.4~21.5 g
ボックスサイズ:L17.2cm x W18.4cm x H3.3cm
価格:4万5千円(ボックス付)
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。
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