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フランス、19世紀中期のアンティークバカラのオブジェです。
花模様とリボンのグラビュール(彫刻:解説は下記をごらんください)が一周施され、下方には高低のリズムつけて線のグラビュール、底面にはバカラのシンボルとも言える光のデザインが彫られています。
上部には大変細かいブロンズ製のギリシャ模様の装飾があります。
大きさから想像するよりも重厚感があり、グラビュールの繊細さやデザインの優雅な感覚はアンティークバカラならではです。
19世紀には、ポプリ(百花香草)入れととして使われていたようです。
飾り棚にデコレーションとして、写真のようにアンティークの金の万年筆や象牙オブジェなどのボックスとしても良いですね。
(写真掲載の付属品は非売品です)
* アンティークバカラのグラビュール (英:engraving/エングレーヴィング)
19世紀第二四半世紀(1830年代頃)以降、バカラで使われた最高難易度の彫刻技術。
デザインに合わせ大きさの異なる銅円板(グラインダー)を回転させガラスを彫刻していくインタリオ(陰刻)技法のこと。
瞬時に彫刻する鋭敏な感性と技術が必要で工房の中でもマイスターのみの仕事とされ、当時でも大変高価なオブジェであり現存品は稀少。
カメオ(陽刻)技法はルリエフ・グラビュール(レリーフ・エングレーヴィング)と呼ばれる。
* Baccarat
バカラはフランスで1764年に創設されたクリスタルガラスのメゾンです。
アンティークの作品で18世紀中期から19世紀後期までに作製されたオブジェの多くはヨーロッパ王侯貴族や大ブルジョワによるオーダーメイドでした。
バカラの良さは、ヨーロッパで最高と言われる鉛含有率30%〜38%の質の高いクリスタルガラスのクオリティ、カッティングの美しさ、金彩やグラビュール(彫刻)を施し金や銀で装飾した重厚で繊細なオブジェのデザインにあります。
パァジュ・ド・マリー・ルイーズではヨーロッパ最高のクリスタルメゾンのアンティークバカラの中でも、他では見られない珍しく美しい品をセレクトしご紹介しています。
どのオブジェもパリのバカラ美術館へ同様の作品が保存されていますが、市場では殆ど見られない稀少なコレクションです。
No.115<アンティークバカラ / ガーランド&リボンのグラビュール >
France 19世紀中期
素材:クリスタルガラス・ブロンズ(金鍍金)
サイズ:直径6.0cm x H7.2cm
価格:Sold-
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アンティークジュエリー
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