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フランス、アール・デコ装飾時代、1927年、R.Lalique製のフラコン・ド・パルファム(香水瓶)です。
このフラコンは20年代に上流階級のオーダーメイドやオリジナルの香水を創作していたパフュームリー、Lionceauが R.Laliqueにオリジナルの創作を依頼したため、R.Laliqueのフラコン・ド・パヒュームリー・コレクションではLionceau1135と名付けられています。
1910年以降、フランスのCoty社の香水瓶創作によりパフュームリーとの創作に成功したR.Laliqueは、1925年に開催されたパリ現代装飾美術展で<R.Laliqueによる香水瓶創作会>を始めRoger et Gallet,D''Orsay,Lionceauといった当時のフランスを代表するパヒュームリーの為に香水瓶をデザインしていきます。
オパリーヌと呼ばれる空色のガラスには、アール・デコ装飾の花模様が彫りを入れたガラスに金彩で表現され、蓋は半透明のMiel(蜂蜜色)ガラスに同じく金彩が施されています。
LionceauのR.Lalique製のフラコンは顧客のみに少量を販売された為、大変珍しいものです。
フランスのフラゴナール香水博物館に同様のデザインのフラコンが展示されており、繊細で優しい空色と蜂蜜色に金彩の、東洋美術の影響を受けたアールデコの静謐なプロポーションを持った香水瓶です。
<No.254 ラリック社/フラコン・ド・パルファム 香水瓶>
France 1927 / Lionceau1135
R.Lalique
素材:ガラス・金彩
サイズ:L7.2cm x H10.3cm x W3.0cm
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