*** こちらのお品はSold-となりました、ありがとうございました。***白さと透明感あふれるフランス磁器をご紹介致します。
雪白の磁器が特徴のリモージュの中でも、
その白さと透明感から「 白鳥の磁器 」と言われた磁器を作ったジャン・プーヤ 窯、
「 ムスリィヌ 」モデルのティーカップ6客セットです。
このモデルは1862年のロンドン万国博覧会で出品、金賞を受賞したモデル、
1876〜1890年制作の刻印がカップ裏にあります。
フランスでは、18~19世紀のリモージュ磁器収集で有名な
「コクゥエ・コレクション」や「レ・パロゥ美術館」に永久保存されています。
カップには、「A G」のモノグラムが金彩であります。
刻印は、当時のジャン・プーヤ 窯と、
注文主のヴェルサイユのマガザン・ド・リュクス(豪奢の店)です。
金彩は18世紀からのリモージュのシンボルである
「ループ・ド・ダン」、
フランス語で「狼の歯」という細かいギザギザ模様です。
プレートの深さや形、カップの足が「ムスリィヌ」特有で、大変エレガントな磁器として知られています。
「ムスリィヌ」とは、
フランス語で「モスリン」のこと、
透けるように薄いコットン生地の意味で。
その名の通り、光を通す白く薄い磁器肌から、その名がつけられました。
白ユリのような白さとリモージュでも最も硬質な地肌が特徴で、
モノグラムは内側から透けて見える位、透明感があります。
この下の写真で見えるような感じです。
(後ろから光を当てて撮影している訳ではなく、通常の光です。)
カップに触れた時の音色はまるでクリスタルガラスのよう、
それもジャン・プーヤ磁器の特徴です。
白鳥のリモージュ磁器、6客セットです。
*未使用のお品で、画像通り傷、カケ無く金彩も綺麗ですが1940~50年代のお品です。
*洗浄は柔らかいスポンジで、規定の量と時間をご確認下さり磁器用漂白剤はお使い頂けますが、電子レンジ、食器洗浄機、たわし等固いものは使用不可です。
N.0273 ムスリィヌ リモージュ磁器 ジャン・プーヤ 窯 /アンティークリモージュ フランス磁器
フランス 1876~1890年
リモージュ磁器 ジャン=バプチスト・プーヤ窯 刻印
素材:リモージュ磁器・金彩
プレートサイズ;直径13.5cm x H2.3cm
カップサイズ:口直径9.3cm x H5.0cm
6客セット価格:Sold-
* リモージュ磁器
パリから約400キロに位置するフランス南西部の街、「リモージュ」はヨーロッパ有数の磁器の都です。
18世紀、1776年頃に磁器の主原料カオリンの鉱脈がこの地で発見され、リモージュのシンボルとなる大変白く薄くしかも強靭な磁器が作り出されます。
「磁器のクリスタル」と云われ、1776〜1780年に頃には王立専属工房となりフランス宮廷生活を彩り、食器だけでなく芸術磁器を創作、時計、人形、装飾花瓶など装飾全般に及びました。
19世紀は質、デザイン共に栄華を極めリモージュにおいて最も美しい磁器を作り出しました。専属画家を工房にフランスならではの洗練されたデザイン、アーティスティックな絵付けを施した磁器をヨーロッパのみならずアメリカへ輸出し成功を収めました。
知られている工房では、そのエレガントな風情から白鳥の磁器と呼ばれたジャン・プーヤ、ホワイトハウス御用達でアメリカでも成功したアビランド、クリーム地色が特徴のベルナルドー、他にはレイノルドなどがあります。
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