*** こちらのお品はSold-となりました、ありがとうございました。***
とても珍しい19世紀アールヌーヴォーのルリュール・アルバムをご紹介します。
フランス、そしてヨーロッパでは中世以降、書物の装飾技法として発展してきた「ルリィユール」技法を駆使したオブジェです。
いにしえの王侯貴族達に、なめし革や金彩で美しく飾った書物は宝石と同じ位大切にされました。
館にライブラリーを作り、棚一杯に装飾書物を並べることは「贅」と「知性」のシンボルだったのです。
「ルリィユール」は革表紙を基本にさまざまなテクニックを使います。
このお品はフランスでは「ブルーパオン」(孔雀の青)という色の皮革へ型押し模様へ金彩を施したアルバムです。
「ルリィユール」技法を使いまるでいにしえの書物のように見せかけたものなのです。
ライブラリーへ入れるとまるで本のよう、
金彩はアールヌーヴォーの「スミレ模様」
このアルバムの素敵なところ、それはオープンワークのブロンズ金鍍金の留め具が付いていること、
そしてアルバム台紙の端は全て金彩で彩ってあります。
上から見たところ、
このルリュールの仕上げをご覧下さい。
全てハンドメイドで作成されています。
さて、アルバムを開きますと・・・表紙裏は黄金に花模様の生地張り、
この生地は、一重の薔薇にチョウチョやトンボが飛んでいるアールヌーヴォー様式です。
フレームは皮革に金彩模様が一面に施しています。
アルバムの中身はこのように4枚はいるところと、大きな写真が入るページがあります。
写真は下の細長い隙間から差し込みます。
数ページ、昔の写真が入っていました。
最終ページ、
裏表紙の裏も同様に生地張りに皮革の金彩フレーム製です。
裏側、
家族や友人達、写真やカード・・・素敵な思い出を閉じ込めるアンティーク・アルバムです。
内部の台紙の破れや傷み、目立つシミはなく綺麗な状態です。
(写真やカードは全ページに入っているのではなく掲載したもののみです)
N.0387 ルリュール・スミレ/ヨーロッパ装飾本技術のアンティークアルバム>
フランス 19世紀後期
素材:皮革・ブロンズ金鍍金
サイズ:L31cm x W25cm x D7cm
価格:Sold-
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