アンティークバカラのフラワーベースをご紹介します。
この花瓶は「"Michel-angelo " ミケランジェロ」、
ルネサンス模様をアシッドエッチングで全体に施してあります。
上から見たところ、
ルネサンス美術様式からインスピレーションを受けてデザインされた模様は、
世代を超えて愛され、
模様の通り、ルネサンスの偉大な芸術家、「ミケランジェロ」の名が付いています。
古代ローマの壺を模した形で、バランスの美しさはバカラならではです。
上に向かって広がるクリスタルは少しずつ薄くなっており、触れたときの繊細な感覚はバカラ・クリスタル特有のもの、
欠け、ヒビはなく、刻印は底にあります。
飾るだけでもその存在感のある美しさが楽しめますし、
生けやすいフォルムですので、生き生きとした草花を楽しめます。
バカラの素晴らしさの一つに、テーブルに一つあるだけで輝くような華やかさがあることがあります。
高さ13cmと使いやすい小振りのサイズ、
バカラはなぜか和室にも合います♪
ヨーロッパ風にブーケも華やかですが、たっぷりの水を注いで一輪の花や枝を生けるだけでも、模様が映えて素敵です♪
* バカラ Baccarat
「バカラ」はフランスで1764年に創設されたクリスタルガラスのメゾンである。
アンティークの作品で18世紀中期から19世紀後期までに作製されたオブジェの多くはヨーロッパ王侯貴族や大ブルジョワによるオーダーメイドであった。
バカラの良さは、ヨーロッパで最高と言われる鉛含有率30-38%の質の高いクリスタルガラスのクオリティ、カッティングの美しさ、金彩やグラビュール(彫刻)、エッチングを施し、金や銀、ブロンズで装飾した重厚で繊細なオブジェのデザインにある。
* アシッド・グラビュール
加工しない部分を防腐剤で覆い、模様を削り取った後フッ化水素酸と硫酸の混合液で残りのガラス表面を溶解し凹凸模様を出す技法(腐食技法)。この技法は1771年に開発されましたが19世紀中期頃からよく使われるようになった。
アンティーククリスタルのアシッド・グラビュールは現代の品に比べて非常に細かく繊細なもので、模様も今に見られない独特な美しさを持っている。
N.0460 Michel-angelo ミケランジェロ ・フラワーベース/アンティークバカラ 花瓶
フランス 1936年〜40年代
素材:クリスタルガラス
サイズ:口直径10.3cm 底直径9cm H13cm
価格:3万5千円
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。