*** こちらのお品はSold-となりました、ありがとうございました。***
とても珍しいスカーフをご紹介します。
1950年代のエルメス製、
サイズは今と違い85cm x 90cm.(現在は90cm四方、もしお手持ちの古いエルメススカーフがこのサイズでも偽物ではありませんのでご心配なさらないで下さい。)
三角に折るとスカーフの先に二つの山ができ、その少しずれた感じがシックとされたそうです。
確かに、巻くだけでこなれた感じですね♪♪♪
象牙色ベースにタイトルは「 リヴェール L’Hiver」(冬)。
狩りの日、雪景色の朝です。
北国の貴族達が共人と犬を携えてでかける姿です。
右下にはクラシックな装飾文字で「エルメス パリ」のサインがあります。
この絵柄のアーティストは「LEDEUX ルドゥー」、左下にサインがあり、
エルメス・スカーフ専属のアーティストだった画家です。
彼の絵柄の良さは美しいデッサンと色にあり、スカーフというよりも一枚の絵画として扱われ、コレクター達の垂涎の的でもあります。
そして当時のエルメス・スカーフの魅力は、
絵画のような美しいデザインと、大変デリケートな色遣いにあります。
この美しいグレーやベージュの色遣いをご覧下さい。
木1本にも多くの色が使われ、背景には影の色づけがあります。
全体の構成力も素晴らしく、「絵画」と言われるのがわかりますね♪
白からベージュの濃淡にも表情があります。
遠景の家や人々はとても小さな部分ですが、一人一人違った服装、色、ポーズで描かれたもの。
フレームはフレンチグレイッシュネイビー、
灰色がかった濃紺で、何色と言えないデリケート・カラーです。
絹地も今の物とは違い、より細い糸を詰んで織られた
「ソワ・ド・リヨン」、、
今の物とは手触りが全く違います。
まるで小さな絵画を身につけるような、美しい絹のモードです♪
アイヴォリーとグレイッシュネイビーのシックな色ですので、黒をはじめアイヴォリーやネイビー、グレー等シックな装いにさらっと身につけられると素敵です♪
そしてこのスカーフの素晴らしいところは、
それは地の生地が雪景色の織り模様になっていること。
光が当たると一見1色のアイヴォリーに見える生地が、細かく輝くのです。
よく見ますと生地がこのような艶と艶消しの織り模様になっています。
ナナメから光を当てて撮影した画像ですが、ご覧頂けるでしょうか?
このような凝ったスカーフは今ではもう作られていません、いにしえのエルメス・スカーフならではですね♪
フランスでは、エルメスのスカーフはエレガントな人々の代名詞、
見え隠れする繊細できれいな色のプリントは古いエルメスならではのアンティークモードです。
*クリーニング済(ドライクリーニングでお手入れしてください)傷、破れ、目立つシミはございません。
*エルメスのスカーフについて
19世紀から続く馬具商でナポレオン3世皇帝御用達であったパリのメゾン、エルメスが1937年に初めて「オムニバスゲームと白い貴婦人」というタイトルのスカーフを作りました。
その後1950年代には、それまでの木版技法に代わりフランスのリヨンでシルクスクリーンによるプリントスカーフ製法を開発し、より精緻なデザイン、全6万色と言われるカラーバリエーションにより絵画のようなデザインをスカーフへ表現しました。
縁は絹地を巻き込み縫い目が表側に出るのがエルメススタイル、1枚毎に職人が手縫いで仕上げています。現在も続くメゾンですが、現在はもう作られなくなったソワ・ド・リヨンを使った数少ない古い時代のスカーフには世界中にコレクターが存在しています。
N.0151 リヴェール エルメススカーフ/アンティークモード
フランス 1950年代
素材: 絹
サイズ:L90cm x W85cm
価格:Sold-
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