*** こちらのお品はSold-となりました、ありがとうございました。***
珍しいクリスタルガラスのゴブレットをご紹介致します。
樹氷のような繊細なクリスタル・タイユが施されたゴブレット、
ゴブレットとは、フランスのクラシック・テーブルでは欠かせないグラスで、中世からある古い形です。
5客セット、
口に向かって広がった形、
底には星形のクリスタル・タイユがあり、
本体の非常に薄く硬質なクリスタルガラスへ、このような彫りを入れています。
1個の菱形の格子サイズは約3〜3.5mm、
その中へ幅約2mmのクロス状の彫りを入れています。
全て他のクリスタル・タイユ同様に、
回転板を使い仕上げています。
このゴブレットの素晴らしいのは、
この緻密なクリスタル・タイユを、約1mmという薄いクリスタルへ施していること、
少しでも深く彫ると瞬く間に割れてしまいます。
今ではこのような薄いグラスへ彫りを入れたお品は無く、
といいますのも、高度な技術をもつ職人と、作業中の破損のリスクを考えられてしまい、もう作る事はしていません。
いにしえのバカラならでは♪
約20倍の拡大画像、
しかも、筒状へ真っ直ぐに、
始めと終りの位置が分からないくらい均一に彫りを入れているのです。
そのおかげで樹氷のような繊細な煌めきが生まれます。
全て人の手で作り上げたもの、
グラスに傷、カケはなくほぼ使用の形跡無く綺麗な状態です。
このサイズは使いやすく、形も綺麗、
硬質な薄さが口当たり良く、
フルーツジュースやアイスティーはもちろん、
冷えたビールにも♪♪♪
*ほぼ使用の形跡無く綺麗ですが19世紀後期〜1920年代頃のお品です。食器洗浄機使用不可。
*クリスタル・タイユ
回転板を回しながらクリスタルガラスを刻む技法。
ダイヤモンド、キャレ(四角)、エトワール(星)等の名がついた幾何学模様を中心とした非常に多くのバリエーションがあり、それらの凹凸を違え模様を組み合わせ完成したデザインが刻まれ、1つのオブジェへ各技法と技術毎に4〜5人の職人が携わり完成させる。
バカラは1824年に、水力エネルギーによる回転板技術を取り入れた最初の工房で、最も完成度の高いオブジェを創作するに至る。
* バカラ Baccarat
「バカラ」はフランスで1764年に創設されたクリスタルガラスのメゾンである。
アンティークの作品で18世紀中期から19世紀後期までに作製されたオブジェの多くはヨーロッパ王侯貴族や大ブルジョワによるオーダーメイドであった。
バカラの良さは、ヨーロッパで最高と言われる鉛含有率30-38%の質の高いクリスタルガラスのクオリティ、カッティングの美しさ、金彩やグラビュール(彫刻)、エッチングを施し、金や銀、ブロンズで装飾した重厚で繊細なオブジェのデザインにある。
N.0589 ゴブレット・セット 樹氷と星のクリスタル・タイユ/アンティークバカラ
フランス 19世紀後期〜1920年頃
素材:クリスタルガラス
サイズ:H11cm x 口直径7.3cm x 底直径5.6cm
5客セット価格:Sold-
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