シックなシガレットケースをご紹介します。
本体は銀製で、
表裏の全面に、「ニエロ・エマイユ(エナメル)」と呼ばれる技法で古典ギリシャ模様が施してあります。
グレーと黒の表面には、18金製の楯がセッティングしてあります。
「ニエロ」とは、「黒金」と言う硫黄、銅、銀、硼砂(ホウシャ・あるいは鉛の場合もある)を組み合わせた黒い合金です。
このシガレットケースには、銀の本体へギリシャ模様をエングレービング(彫金)し、
その彫られたところへニエロを詰め、加熱し仕上げています。
表面は1枚の銀盤のように一切の凹凸を感じず、大変なめらかです。
開閉はこの部分を押します。
閉じる時はボックスを押し、歪みなどは全く無くパチンと綺麗に閉まります。
ケース内部は、本体の銀に彫金技法で模様をほどこし、その上へ18金鍍金をしたものです。
スイス製で、
ボックスのフレームに「スイス スターリングシルバー 925」の刻印と、
8647の作品番号があります。
後ろ側です。
手にもすんなりなじむ、なだらかなラインのシガレットケースです♪
* 画像通り目立つ傷、ニエロのカケは見られず綺麗ですが、19世紀末〜1900年頃のお品です。
表面に黒っぽく移っている部分はカメラの陰で、実物は均一です。
N.0678 古典ギリシャ模様・ニエロのシガレットケース / アンティークオブジェ
スイス 19世紀末〜1900年初期頃
素材:銀・18金・ニエロエマイユ
サイズ:L8.9cm x W6.8cm x D1.2cm
価格:13万5千円
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。
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by Page-Marie-Louise
| 2020-02-25 19:30
| オブジェ