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古い時代のクリスタル・クリシーをご紹介致します。
1860〜70年代、ナポレオン3世時代のクリスタルガラスの花瓶です。
フリルのような口、
古代ギリシャ時代の壺型で、
全体に金彩と、
白のエマイユ(エナメル)で装飾してあります。
珍しいのは金彩がイエローゴールドとローズゴールドであること、
そして白のエマイユ(ホワイトエナメル)が施してある事です。
ギリシャ文様の装飾が1周し、
下方には一重の薔薇のガーランド、
首と底の部分には、同じく一重の薔薇ブーケの模様です。
金彩は何重にも塗り重ねられ、盛り上がっています。
白のエマイユも同じく、19世紀のお品らしい重厚なもの、
150年近く大切に保管されており、
カケ、ヒビは無く、金彩とエマイユの装飾は画像通り大変綺麗です。
クリスタル・クリシーらしい、エレガントなフラワーベースです♪
このまま飾っても装飾が綺麗ですし、
白のエマイユに合わせて、一輪のホワイトローズをいけるのも素敵ですね♪♪♪
*割れや傷、カケはなく金彩やエマイユも大変綺麗ですが、1860~70年頃のお品です。
*金銀彩
主に18世紀から19世紀後期の王侯貴族の注文品であったオブジェに見られる。バカラやサンルイ、クリシーの金彩は厚みがありハイキャラットゴールドを使用、100年を超えてなおその色と繊細な絵をとどめている。
*クリシー Clichy
「クリシー」は1839年にルイ・ジョセフ・マエにより創業、
パリの北東に位置するクリシー・ラ・ガレンヌの19世紀のクリスタルガラス・メゾンである。
バカラ、サン・ルイと並ぶフランスの最も偉大なメゾンで、クリスタルガラスを熟知した技術者ルイ・クレマンドの参画により、質の高いクリスタルガラスのクオリティを保ち、ナポレオン3世皇帝時代に最盛期を迎えている。
クリシーの素晴らしさは流麗で繊細なデザインに現れ、美しい形、グラビュール(彫刻)、金彩、色、レース状、ブロンズ装飾のクリスタルガラスを創作。
1844年のパリ万博で銀賞、1849年には金賞を受賞しその名を世界に広め、
20世紀のごく初期にメゾンの幕は閉じられましたが、創業者のマエ一族は現在も当時の城館を維持し、フランスのクリスタルガラスの歴史を体現する学者としてメゾンの名を守り、家系は存続している。
N.0730 白エマイユ&金彩 古典ギリシャ模様のフラワーベース/アンティーククリスタル・クリシー
フランス 1860~70年頃
素材:クリスタルガラス・金彩(イエローゴールド・ローズゴールド)・エマイユ(白)
サイズ:最大直径9cm x H16.5cm x 底直径8.2cm
価格:Sold-
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