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珍しい19世紀の、アンティーククリスタルのグラビュール花瓶をご紹介します。
19世紀の稀少さに加え、花瓶全面にグラビュール(彫刻)が施されています。
「グラビュール」とは、最高難易度の彫刻技術。
デザインに合わせ大きさの異なる銅円板(グラインダー)を回転させガラスを彫刻していくインタリオ(陰刻)技法のことです。
魅力は、ルネサンス時代様式の模様であること、
このような硬質なクリスタルへ、さまざまな彫りの深さと質感を出す為のテクニックを駆使し、繊細なグラビュールを施しています。
まるでレース細工のよう♪
当時のマイスターの素晴らしい仕事をご覧下さい。
重量感のあるクリスタルで、触れると高い音を奏でます。
模様のテーマは「森と鹿」。
ルネサンス風のレースのような模様の中に、木々、鹿、鳥、犬が彫ってあります。
水玉模様部分はより深く彫ってあり、その上艶加工で他の模様とコントラストをつけているのも美しい理由です♪♪♪
クリスタルへ彫刻で描かれた絵巻物のよう、
触れるとその彫刻のなめらかで繊細な感覚が伝わり、その透明な美しさは眺めているだけでも惚れ惚れしますし、
光に透けるとよりその繊細な美しさが光ります。
19.5cmの高さがありますので、
オブジェとして飾っておくのも綺麗ですし、グリーンや花一輪を飾るのも素敵です♪
*傷、カケなく綺麗ですが、19世紀のお品です。
* グラビュール / タイユ・グラビュール
模様に合わせサイズや形を変えた銅製の回転板を回しながらクリスタルガラスを彫刻する技法。
非常に小さなものをはじめ様々なサイズや形の銅製回転板の使用で、流線型の植物、人物など具象的で繊細な模様の表現がなされた。
瞬時に彫刻する鋭敏な感性と技術が必要で工房の中でもマイスターのみの仕事とされ、当時でも大変高価なオブジェでありアンティークの現存品は稀少。
バカラやサン・ルイ、クリシーで使われる最高難易度の彫刻技術でもある。
カメオ(陽刻)技法はルリエフ・グラビュール(レリーフ・エングレーヴィング)と呼ばれる。
N.0849 森と鹿 レース模様のグラビュール 花瓶/19世紀アンティーククリスタル
19世紀
素材:クリスタルガラス
サイズ:H19.5cm x 口直径8cm x 底直径8.5cm
価格:Sold-
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