*** こちらのお品はSold-となりました、ありがとうございました。***
大変珍しいアンティークレースをご紹介致します。
黒のシャンティーレースへ、
ポワン・ド・ガーズをアプリカシオン(縫い付けた)したレースです。
長さ2m60cm、幅17.5cmで、
「ポワン・ド・ガーズ」とは、フランス語で「針レース」を意味し、
その名の通り、全て針1本でハンドメイドで作り上げたレースを言います。
チュール、模様、盛り上がった刺繍に見える部分まで、全て針に通した糸でボタンホールステッチや交差ステッチを基本にした手仕事です。
この白黒のレースは、
その「ポワン・ド・ガーズ」を黒のシャンティーレースへ、
全てのモティーフを手仕事で縫い付けたものです。
「ポワン・ド・ガーズ」だけでも妖精のレースと言われる位、細かい手仕事ですが、
それをミリ単位の小さな葉や茎まで、まるでもとから黒のレースと一体で作られたように感じさせるまで、
見事に縫い付けている、気の遠くなるような仕上げです。
象牙色の「ポワン・ド・ガーズ」をご覧下さい。
この横の幅に写っている全ての「ポワン・ド・ガーズ」のモティーフは違っており、
この幅の模様が1つのパターンとなって、2m60cmに繰り返されています。
また、ほぼ違いがわからないくらいですが、レースの色は白と淡いベージュのモティーフを交互に配し、
模様に陰影をつくっています。
両端は、片方が作り始め、もう片方はカットしてあります。
レースは未使用で保管されていたお品です。
拡大模様をご覧下さい。
フランス庭園に咲く、薔薇やマーガレット、芥子や水仙など沢山の花々がレースになっています。
フランスではこのような花尽くしを「千の花」を意味する「ミル・フルール」と呼びます。
裏側、
作り初めの端からみて、矢印の位置の黒のチュール部分に、1~3cmの裂けが2カ所あります。
上記以外は完璧で、
「ポワン・ド・ガーズ」の小さな葉、1mmほどの茎にいたるまで、見事にアプリカシオンしています。
このような白黒のレースは今まで見たことがありません。
当時の貴婦人のオーダーのために、クチュリエにより特別注文で作られたレースでしょう。
*未使用で上記記載以外は大変綺麗ですが19世紀中後期のお品です。
N.0441 ミル・フルールのポワン・ド・ガーズ&シャンティーレース・ノワール/アンティークレース
フランス・ベルギー 19世紀中後期
素材:リネン・絹
サイズ:L260cm x W17.5cm
価格:Sold-
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