*** こちらのお品はSold-となりました、ありがとうございました。***
19世紀後期〜1900年代初期の絹織物をご紹介いたします。
フランスのリヨンで織られた布地で、
象牙色の地に、エメラルドグリーンと銀色の絹糸の織物です。
リヨンは17世紀から続くフランスの織物の産地です。
世界から絹やリネン、ウールやカシミヤが集まり、
宮廷服や室内装飾の織物を作っていました。
リヨンには当時の織物を集めた美術館がありますが、その中にあるような織物です。
サイズは 長さ129cm 幅124cm、
幅の両端はこのように織り端で、
長さの片方は織り端、もう片方はカットしてあります。
文様の時代様式は、ルイ16世王の18世紀後期時代、
マリー・アントワネット王妃好みの愛らしい花とスカラップ文様です。
いにしえのゆっくりと動く人の手のかかる織り機で織られたものです。
色はクリームイエローとアイヴォリーの組み合わせ、
模様は18世紀前期のルイ15世時代の植物文様です。
今では殆どが化学繊維で織られた布地に変わってしまい、
絹やリネンなどの自然素材で織られた布地は、
極僅かの老舗メゾンにしか見られません。
スカラップで花を囲んだ一つのモチーフは
幅4cm、縦4.5cm、花は直径約1cmのサイズです。
絹糸を織るには大変ゆっくりと織り機を動かす必要があるためと、
シンプルな織りでも1mが3000ユーロ以上(38万円ほど)以上と非常に高価になり、
フランスでも城や大統領官邸、アラブ石油王の邸宅を飾る場合にしか
注文されなくなっているため、効率が悪く、
もうほとんど作られなくなってしまいました。
天然素材の落ち着いた色味で、見事な織りです。
拡大しますとこのように、エメラルドグリーンのグラデーション織が見えます。
裏側、絹織物ですので艶やか♪
未使用のお品で傷や裂けなどありませんが、
青い矢印の先1カ所のみに幅1cm程のシミ?が見られます。
下の拡大画像でご確認下さい。
このような織物は、17〜18世紀は貴婦人の宮廷ドレスに仕立てられ、
現代でもオートクチュールにいにしえの雰囲気を取り入れたスタイルに見られます。
柔らかで、絹やリネンならではの品のある艶やかな質感と色が魅力のクロスで、
クッションなどのインテリアにはもちろん、お洋服や小物に仕立てられるのも素敵です♪
(クリーニング済)
* ドライクリーニングでお手入れして下さい。
撮影の際の光で陰影がありますが、実物は均一です。
上記以外は目立つシミ、破れ、傷などは見られませんが、19世紀末〜1900年代初期のお品です。
N.0524 エメラルド&象牙と銀色 マリー・アントワネットのリヨン絹織物 /アンティークフランス絹織物
フランス 19世紀後期〜1900年代初期
素材:絹織物
サイズ:L129cm(+布端3cm)x W124cm
価格:Sold-
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