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トワル・ド・ジュイのクロスをご紹介いたします。

リネン地に捺染プリントを施したクロスで、
幅137cm、長さ211cmのサイズ、未使用で保管されていたお品で、
地色は真っ白ではなくリネンの自然なアイヴォリー色です。

「トワル・ド・ジュイ」とは、19世紀のパリ近郊のジュイ・アン・ジョザスで始まった、
18世紀にヨーロッパへもたらされたインド更紗から発展した木版プリントのテキスタイルです。

カラフルな植物文様から、1色の濃淡で田園風景画や神話などを描いています。
現在この地に「トワル・ド・ジュイ美術館」があり、18〜19世紀の貴重な生地を展示、
フランスでは現在も「トワル・ド・ジュイ」はインテリアやモードに取り入れられるくらい好まれています。
神話や田園風景、オーナメントモチーフなど様々な模様がありますが、
このトワル・ド・ジュイの珍しいのは、

18世紀末から19世紀前期のフランスにおけるイギリス趣味であることです♪
当時、イギリスやフランスは海路を経て、アメリカ大陸、アフリカ、アジアへ海路を広げ、人々が移り住んだ時代でした。
「コロニアル」と言われたスタイルも流行り、
特に海路や現地での物語を書いたコントが母国へ渡り、イギリスを中心に広がっていきます。

「コント」とは、フランス語で童話や短い物語を言い、
特にイギリスでは、独特のユーモア溢れるコントがありました。
このトワル・ド・ジュイはそんなイギリスのコントを絵画化したプリントです。

原画に忠実な精緻なプリントで、

雲や建物の陰影を細かく出しています。

裏側、

四方は縫ってあり、このままクロスとしてお使いになれます。
このクロスには「ブラクニエ」のサインがあり、

「ブラクニエ」とはフランスで1824年創業の老舗のテキスタイル大工房名で、ナポレオン3世皇帝の宮殿をはじめ、
ルーブル宮、フランス各地の城や邸宅の装飾で知られた存在で、非常に凝った織物やテキスタイルを創作しています。
トワル・ド・ジュイのプリントも、他には無い独自の模様、精緻な版を作り、他にはできない、このトワル・ド・ジュイのように絵画のようなものは、さすが「ブラクニエ」と思えるお品です。

さまざまに使えるリネンのクロスです。

(クリーニング済)
*未使用で保管されており、画像通りシミ、破れ、傷などなく綺麗ですが、20世紀後半のお品です。
ドライクリーニングでお手入れして下さい。
N.0537 トワル・ド・ジュイのクロス フランスのイギリス趣味/アンティークテキスタイル
フランス 20世紀後半
素材: リネン
サイズ:L211cm x W137cm
価格:Sold-
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