珍しいジャン・パトゥのスカーフをご紹介いたします。
1950~70年代のお品で、
ルネサンス時代の装飾デザインです。
「ジャン・パトゥ」は1887年フランス生まれ、
1910年代にパリへオートクチュリエのサロンを開き、
パリの社交界の貴婦人たちのためにドレスを作りました。
1920年代には香水も発表し、
バラとジャスミンの香りの代表作「ジョイ」や「1000(ミル)」は今でも名香として伝えられています。
パリのサロンでは、オートクチュールのレースのソワレ用ドレスは評判を呼び、
また1920年代からは、当時流行した水泳やテニスなど、
スポーティな女性のためのニットを使ったセーターやパンタロンを発表したことでも有名なクチュリエです。
香水のためには南フランスのグラースへ庭園を購入し、10000を超える花々を栽培したそうです。
1939年に逝去後、オートクチュールメゾンは1987年まで続き、また香水のメゾンは今も続いています。(ご参考
ジャン・パトゥ 香水のウェブサイト 〜1910年代当時の画像なども見ることができます。)
スカーフの色は珊瑚色とフィユヴェール色、
「フィユヴェール」とはフランス語で淡く抑えめの黄緑色のこと、
端にジャン・パトゥのサインがあります。
花々に魅せられ、名香を作ったジャン・パトゥならではの、
細かい葉や花、波型、様式化されたフレームの文様で、
珊瑚色とフィユヴェール色を主体に、クリムイエローや白で濃淡をつけています。
様々な色を混ぜ合わし、デリケートな配色を作っており、
フランスらしい色合いが魅力です。
裏側、端にはフランス製のチケットがあり(手縫いでつけてあり取り外し可)
縁はエルメススカーフと同じ手縫いによる仕上げです。
結び方で様々な表情を表してくれますし、
秋冬には明るさを、暑い時期には冷房対策にもなり、四季を問いません。
優しい色合いは、大人の女性のために♪♪♪
(クリーニング済)
*ほぼ未使用で保管されており、上記の説明以外は画像通り破れ、傷、シミなどは見られませんが1950~70年代のお品です。
ドライクリーニングでお手入れしてください。
N.0608 ジャン・パトゥ 〜珊瑚色とフィユヴェール ルネサンス文様のスカーフ/アンティークモード
フランス 1950~70年代
素材: 絹
サイズ:W86cm 四方
価格:1万5千円
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。