フランスの19世紀中後期の、ロングチェーンをご紹介いたします。
全て宝飾師により作られたハンドメイドの18金製で、
長さは136cm、
3連でもたっぷりと長さがあるソートワールです。
このソートワールの素敵なところ、
それは当時ならではのパスマントリー細工のようなチェーンです。
「パスマントリー」とはフランス語で「組紐細工」のことで、
18金製の丸い棒状を結んだようなデザインに仕上げています。
肉眼で見ますと、
小さなモティーフをつないであるように見える18金のパスマントリー細工は、
結び文様が立体的に仕上げてあり、
細い棒状の各面に光が小さく当たり、様々な方向へ艶めいています。
結び文様の作りを拡大しますと、
一つのモティーフが、3つのパーツから出来上がっているのがわかります。
中央に楕円形、その上下へギリシャ文字のアルファ型をセットしてあり、
しかも側面を見ますと、
中央の楕円形リングの表裏へ、アルファ型の端をつけているという複雑さです。
1つのモティーフは縦8mm、幅4mm、厚み約3mmで、
総数はパーツ、
それを縦3mm、幅2mmの楕円形のリングでつないであります。
モティーフと繋ぐための楕円形のリングは、
元になる棒状のサイズと全体を丸く仕上げたつくりが全く同じで、
ロングチェーンに仕上がった時の端正な統一感があります。
これらは全て宝飾師がハンドメイドで作っており、当時ならではの細工です。
留め具は当時のオリジナルで、
開閉パーツは外径9mmの大きめサイズで開閉もスムーズです。
(画像上で留め具にある凹みのような部分はフランスの18金刻印です)
19世紀の18金ならではの深みのある黄金色で、
パスマントリーの複雑な丸みのある凹凸が、光を受けてしっとりと輝くソートワールです。
長さは136cmありますので、
2連で、3連で、
チェーンの作り上、軽く結ぶこともできますので、
お呼ばれでは1連で結び目を作りロングチェーンとして着けるのも素敵です。
凝ったパスマントリー細工のロングチェーンは19世紀らしいデザイン、
大人の女性のために♪♪♪
*画像通り傷、カケ、痛みなどは無く各パーツも綺麗ですが、19世紀中後期頃のお品です。
N. 1244 パスマントリー細工のロングチェーン 19世紀・18金製ソートワール/100cm以上ロングチェーン アンティークジュエリー
フランス 19世紀中後期
素材:18金(フランス18金刻印4ヶ所)
留め具と反対側のリングに宝飾工房刻印あり(判読不明)
サイズ:L136cm
価格:98万円
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。