エルメスのアンティークスカーフコレクションをご紹介いたします。
1937年に始まり、現在も作り続けられているプリントスカーフ・コレクション、
エルメスがまだフランス国内でも一部の人々にしか知られていなかった時代の、
稀少なスカーフも♪
このスカーフは、フランス語で「ソワレ・ド・オペラ」、
オペラ座の夜会を描いたスカーフです。
アーティストはジャン=ルイ・クレール、
エルメスで長年仕事をしている著名なアーティストで、
水彩画タッチのデザインが特徴です。
サインは「L・クレール」、エルメスパリ、コピーライトマークです。
地色はエメラルド、
縁取りはルビーピンク、
身につけますとルビーピンクがチラチラと出る、色合いがとても素敵なスカーフで、
19世紀のナポレオン3世皇帝時代に建造されたオペラ座での、
当時の夜会の様子を描いています。
馬車で到着するロングドレスの貴婦人たち、正装の男性も素敵ですね♪
正装の御者や、飾りをつけた馬、騎兵隊、
アーティスト、クレールの描く躍動感あるタッチは、
デッサンの基本を身につけた素晴らしい画家である証です。
まさに身につけるアートと言われる所以です。
エルメス・スカーフの魅力は、
絵画のような美しいデザインと、大変デリケートな色遣いにあります。
全てのデザインはエルメス・オリジナル、
専属のアーティストである画家が描いたデザイン画から作られ、
その良さは美しいデッサンと色にあり、
全体の構成力も素晴らしく、「絵画」と言われるのがわかりますね♪
コレクター達の垂涎の的でもあるのがうなずけます。
ティアラとネックレスの貴婦人、
お髭の紳士、
バルコニーの中の様子も伝わってきますね。
タグ付きです。
目立つシミや傷なく綺麗ですが、
一ヶ所に長さ4cmほどの色が濃くなったような擦れが見られます。
実物はほぼ未使用で、エルメスのボックス付です。
フランスでは、エルメスのスカーフはエレガントな人々の代名詞、
まるで小さな絵画を身につけるような、
繊細できれいな色のプリントは古いエルメスならでは、
男女問わず楽しめる、美しい絹のアンティークモードです♫
*クリーニング済(ドライクリーニングでお手入れしてください。アイロンは弱で当て布の使用は必須です。)
(クリーニング済)
*コンディションについては、上記以外はシミ、傷などなく綺麗ですが全てアンティークのお品で新品ではありません。より詳しくお知りになりたい場合はお問い合わせ下さい。
パソコンの環境により、実際の色とは多少違う場合もございます。
デザインのタイトル、アーティスト名は、元からない場合あるいは不明があり、その場合は「—」と記しています。
年代は1937年~50年代初期のものは1937~と記載、それ以外は初版の年です。
全て1枚限り、サイズは今と違い、年代、お品により全て違っており、布ですので約とお考え下さい。(現在は90cm四方、もしお手持ちの古いエルメススカーフがこのサイズでも偽物ではありませんのでご心配なさらないで下さい。)
当時は、殆どが縦横の長さが少し違い、三角に折るとスカーフの先に二つの山ができ、その少しずれた感じがシックとされたそうです。
*エルメスのスカーフについて
19世紀から続く馬具商でナポレオン3世皇帝御用達であったパリのメゾン、エルメスが1937年に初めて「オムニバスゲームと白い貴婦人」というタイトルのスカーフを作りました。
その後1950年代には、それまでの木版技法に代わりフランスのリヨンでシルクスクリーンによるプリントスカーフ製法を開発し、より精緻なデザイン、全6万色と言われるカラーバリエーションにより絵画のようなデザインをスカーフへ表現しました。
縁は絹地を巻き込み縫い目が表側に出るのがエルメススタイル、1枚毎に職人が手縫いで仕上げています。現在も続くメゾンですが、現在はもう作られなくなったソワ・ド・リヨンを使った数少ない古い時代のスカーフには世界中にコレクターが存在しています。
N.0651 ソワレ・ド・オペラ 〜オペラ座の夜会/エルメス アンティークスカーフコレクションフランス
タイトル:ソワレ・ド・オペラ 〜オペラ座の夜会
アーティスト名:ジャン=ルイ・クレール
デザイン1950年 フランス製
素材: 絹(ボックス付)
サイズ:W87m x L89cm
価格:5万5千円
コンディション:上記以外は大変良好、シミ、傷、破れなし。
* お問い合わせの際は、お手数ですが上記の品番と品名をお書き添えください。